内容紹介
アプリやウェブサービスを使う際、「利用規約に同意します」という文言の横にあるチェックボックスをチェックしたり、「同意する」というボタンを押したりします。その前後に利用規約の文章が表示されていることが多く、利用規約が書かれたページへのリンクが表示されていることもあります。問題なのは、その内容を読まずに同意している人がいることです。
同様に、「プライバシーポリシー」や「個人情報保護方針」などの文書についても読まずに先に進んでいる人は多いものです。個人での利用であれば問題なくても、法人として利用するサービスへの登録において、利用規約などを読まずに登録すると大きな問題になる可能性があります。
これらの文書に書かれている内容を確認しておかないと、自身の情報が「いつ」「誰に」「どのような目的で」使われるかわかりません。そのような状態で、契約条件に同意していることを意味し、入力した情報が意図せず第三者に提供されている可能性もあります。
多くの人はこの状況を理解していても、利用規約やプライバシーポリシーなどを詳しく読んでいません。実際、読まなくてもトラブルに遭ったことがない、という人が多いことも背景にあると考えられます。しかし、読まないことで、思わぬ不利益を被ることもあります。
たとえば、あるサービスの利用規約に「利用者は、当社が提供するサービスを利用することにより、当社が利用者の情報を収集し、利用することに同意するものとします」と書かれている場合、その内容を理解せずに同意してしまうと、自分の情報がどのように扱われるかを知らないままサービスを利用することになります。
また、「当社は、利用者の情報を第三者に提供することがあります」と書かれている場合、その内容を理解せずに同意してしまうと、自分の情報が第三者に提供される可能性があるにもかかわらず、それを認識しないままサービスを利用することになります。
そこで本書では、スマートフォンやパソコンでアプリを導入するときや、インターネット上のサービスに登録するときに、一般の利用者がこれらの文書に同意する前に、どんなことが書かれているのかを知ることを目的にしています。